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兵庫南農業協同組合
代表理事組合長
野村 隆幸 -
このたび代表理事組合長を拝命しました野村隆幸でございます。
JA兵庫南は、平成11年4月1日の設立以来、25周年を迎えることができました。これもひとえに組合員の皆様の協同活動へのご理解とご協力の賜物であると厚くお礼申し上げます。この間に組合員数は2倍以上に増え、貯金、貸出金、販売品販売高などで大きな成果を上げてきました。
令和6年度は、設立50年に向けた折り返し地点であります。しかし、これからはこれまでの25年とは状況が大きく変わっていきます。農業就業者の高齢化・減少や農地の荒廃など農業生産基盤の脆弱化が進んでおり、地球レベルの環境問題への対応、AIによる加速的な技術革新など環境はめまぐるしく変化しています。
このような中、JA兵庫南は組合員の皆様から「JAがあってよかった」と言っていただけるよう、「安心」・「笑顔」・「つながり」をメインテーマとした第9次中期経営計画
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(令和5~7年度)に取り組んでいます。
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「安心」では、脱炭素や生物多様性に配慮した環境創造型農業の取組み強化や地場農産物の地産地消・国消国産の充実により、安心して続けられる農業の実現を目指していきます。
「笑顔」あふれる地域づくりでは、食農教育活動を通じて組合員、地域住民との繋がりを深め地域密着型支店・事業所づくりを実践してまいります。
そして次代へ「つながる」経営改革の実践により持続可能な収益性と将来にわたる健全性を確保し経営基盤の確立・強化を進めます。そのためには協同組合理念に基づき、環境変化に対応できる人材育成が重要です。多様な人材が元気に働き続けることができる活力ある職場づくりで地域を元気にしていきたいと考えています。
組合員の皆様におかれましては、JA兵庫南に引き続きご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
(1)経営理念
経済の国際化にともなう環境変化や農業をとりまく環境の変化さらに高齢化社会の到来など、将来に対する不安がつのり不安定な状況が続いています。このような時代にあって、JAは、組合員と共に繁栄し、「安心」して「安全」な商品やサービスを「安定」的に利用していただくための経営努力を続けてまいります。
農業は、大地、水、空気、太陽など自然の恩恵を受けて成り立つ産業です。新鮮で安全な農産物の供給、人とのふれあい、地域社会への貢献を通じて、人・農業・自然が共生できる地域社会づくりに取組んでいきます。
(2)経営方針
1.組合員の運営参画による元気あふれる活動と新たなJAファンづくりの展開
次世代対策や女性視点の事業展開により新たなファンづくりに取り組みます。
2.信頼・安心のサービス提供を通じて地域・環境に貢献するJA
安全・安心な農産物づくりや地産地消運動を展開し信頼・安心のサービスを提供します。
集落営農組織を中心とした地域農業の担い手育成に取り組み、農地・水・環境保全を通じて地域環境に貢献する活動を展開します。
コンプライアンス(法令遵守)態勢の強化により社会的信頼性の確保を行います。
3.競争力ある事業の展開と万全な経営の確立で強いJAづくり
効率的な営業体制の確立と経営資源の最適配置で競争力のある事業展開を図ります。
徹底した機能強化と効率化・合理化により安定した収益力確保による強いJAづくりをめざします。
(3)メインテーマ
『農業を基軸とした地域協同組合の実現』
(4)職員行動規範
『感謝・挑戦・自律』…常に感謝の念を持ち、チャレンジの姿勢を忘れず、自ら考え責任ある行動に徹します。
JA兵庫南のロゴマークは、新鮮で安心な農産物と笑顔を兵庫南の「M」でまあるく囲んでいます。Mの輪は、組合員・役職員・地域の人々すべての助け合い、調和、団結力を表し、全体として、人・農業・自然(地域)の共生を目指したJA兵庫南をイメージしています。